【海外旅行速報】(2022年5月24日) – クアラルンプールに来てみました。(後編)

海外旅行

今回は渡航先として、クアラルンプールを選んで個人旅行に来てみました。3年ぶりの海外旅行です。現地から戻ったところですが、どんな様子だったのかお伝えしてみます。後半編です。

クアラルンプールの街の様子

マレーシアでは4月14日(土)から16日(月)まで、3連休でした。その最中にクアラルンプールに到着しましたので、ホテルに向かう途中、セントラル駅もブキビンタンもものすごい人出でした。加えて、ときどき小雨が降る天候でしたので。街中は車が溢れて渋滞もひどく、セントラル駅もブキビンタンもタクシーもグラブ(uberのようなしくみ)も車が拾えないほど道路が混んでいました。

前半でも書きましたが、街中ではほぼ100%の人がマスクをしています。KLCCやパビリオンなどの施設への入場でワクチンパスの提示が求められますが、入国の際に使用したスマホ内の「MySejahtera」にある証明書で入れますので、特に問題はありません。

市内の店はやはりコロナ前とは少し変わっていました。

飲食店の物価はマレーシア人向けの店を構えたレストランも高級店も値段はそれほど変わっていないように見えました。街の中心部の通りに面した現地の人が使う清潔なレストランで鶏肉と野菜炒めの大盛りのナシレマとコーラで15リンギ(450円)でした。

また、外人観光客と思しき人は数グループしか見ませんでした。

マレーシア・リンギットへの両替

クアラルンプールでも2年以上海外からの旅行客が途絶えていたでしょうから、クアラルンプールでの両替がどんな状況なのか興味がありましたので、クアラルンプールに到着して一度に両替するのではなく、滞在中、方々の両替所でマレーシア・リンギットに交換してみました。私がよくやる方法で、円ではなく日本国内で買ったドルを持って行き、それを使ってマレーシア・リンギットを買います。一般に、ドルから外貨に両替するほうが、日本円からの両替に比べて交換所の手数料が相当小さくなるのでこのやり方をとっています。ただ、日本でドルを買うときにも手数料が必要ですので、どちらの方法が有利なのかは検証が必要なのですが、今回はしていません。またクレジットカードを使ったATMから現地通貨の引き出しもやるのですが、今回はしませんでした。

一番両替率の良かったのが、パビリオン3Fの正面口から入って右側のウイングの1Fにある交換所で100ドル札(ドル札の場合20ドル札よりも交換率は良い)で両替すると、売り買いの中値に対して1%ほどの手数料で済みます。少し違いますが、ほぼ同じ手数料だったのがベルジャヤ・タイムスクエアのグランドフロアにあった両替所です。ブキ・ビンタンの街中の1か所で両替してみましたが9%の手数料で、同じパビリオン内の2Fの中央エスカレーター踊り場にある両替所も9%の手数料でした。これらはかなり不利な両替になりますが、これら2か所の両替所に共通していたのは、窓口の脇にある売買の電子表示器とは異なるレートを口頭で「XXXでいいか?」と聞いてきたことです。電子掲示板の表示があってもその通りにはやってくれないということです。空港での両替は8%の手数料で、かなり悪いです。ATMを使うか、市内への移動用に空港内では100リンギ程度にとどめても良いかと思います。ちなみに500ドルを両替するとして、率の良い両替と悪い両替で5,000円ほど開きが生ずることを知っておいた方がいいと思います。それから、東南アジアでドル札を両替するときには100ドル札が基本です。小額紙幣よりも交換率が良くなります。いろいろな両替所を使って両替率を見ながら両替するときには、それ用の20ドル札を混ぜて持って行きます。

クアラルンプール滞在で従来と変わったと感じたこと

グラブがタクシーを駆逐した

グラブ(Grab)とは東南アジアで普及している「Grab」というブランド名のITプラットホームです。このプラットホーム上で、グラブカー(タクシーみたいなもの)、料理や買い物の配達を頼むことができます。ここではグラブカーの利用についてだけ、簡単に触れます。スマホを使うと自分の地図上の位置はスマホが知っています。アプリ上でグラブカーの仕組みを使う宣言をし、行き先を入力すると、自動車の大きさや豪華さ、タクシー利用など、料金の異なるいくつかの選択肢を聞いてきます。自分の好みを選択すると、地図と車のナンバープレートの番号と位置、利用料金が表示され、その車を利用するのかどうか聞いてきますので、「使う」と宣言すると、契約が成立し車がやってきます。車の位置がリアルタイムで地図上に表示されます。支払いはクレジットカードを予め登録できますので、クレジットカード払いが一般的なようです。キャッシュ払いも可能です。

ざっと説明するとこのようなものですが、料金がタクシー利用の半額から2/3程度に抑えられており、この仕組みがコロナ前に存在していたタクシーを駆逐してしまい、イメージしていたタクシーはクアラルンプールの街から姿を消してしまったようです。タクシー柄の車体を時折見かけますが、手をあげても停まってくれませんし、仮に停まっても車内にメーターはついてませんし、運転手は「雲助」風の法外な料金を吹っかけてくる荒くれ運転手なので、予備知識なしにこの状況に遭遇すると間違いなく頭が混乱します。私もグラブが一般的に使われているというのはネットで見て知っていましたが、タクシーがなくなったというのは誰も言わないので最初は戸惑いました。とりわけ東南アジアでは暑い日は湿度が高いこともあり、50mも歩くと体力を消耗してしまいますから、旅行者にとって移動に使うタクシーは必需品です。五つ星ホテルの玄関にもタクシーはもういません。「ええーっつ!?」です。

クラブカーの仕組みの中では少し高い「タクシー」という選択もありますので、タクシーを使って移動するのもスマホを必要とするということのようです。そこで大事なポイントが浮かび上がりました。まず、クアラルンプールの空港から外に出る前にスマホのWI-FIが使えるようにしておき、グラブの初期登録を済ませておく必要があります。移動用のグラブカーを使うためにスマホを持ち歩くといっても過言ではありません。他に選択肢はありませんので、観光客は自由自在にグラブが使えるようにならないと、自分の思うように動くことができないということです。ただし、使いこなせるようになると安くて大変便利です。

おっと忘れていた・・日本入国のためのPCR事前検査

帰国時もマレーシア航空でした。9時50分クアラルンプール発の便です。ターミナル内がどのように変わっているか、もう少し見ておきたかったので、早朝5時半過ぎにチェックアウト。グラブカーでホテルから空港に直行し、出発の3時間以上前に空港に着いたのですが、これがラッキーでした。カウンターは開いていたので、チェックインを済ませようとしたところ、よく聞き取れない英語で「xxx xxxx xxxx」。よくよく確かめたら、PCR検査の陰性証明書はあるか?というものです。旅行に出るときには、まずは旅に行ければいいと、旅行先の入国時の検疫のことで頭がいっぱいになり、後のことはすっかり置き去りにしていました。自分で日本入国の制限緩和がどう行われたのか整理したのに・・、すっかり忘却の彼方です。慌てて航空会社のスタッフに紹介してもらった出発ロビー内の検査場に行き検査をしてもらいました。特急でお願いしたので朝食をとる時間で検査結果が出て、陰性でした。特急料金を含めて500リンギ強。日本円で約15,000円。もちろん今回の旅先で群を抜く一番の出費です。高いですが、まあ、現地に出国税を落とすのだと思えば気持ちも落ち着きます。

これでクアラから帰り便にチェックインできましたが、追加で教えてもらった(というか指導された)のが「MySOS」アプリ。日本政府が作っているアプリです。初期入力は搭乗までの間に打ち込みました。このアプリは何に使うのだろうと思っていたところ、機内で配られた追加の新しい入国書類「検疫法12条の規定に基づく質問事項及び同法第16条の2の規定に基づく誓約事項(令和4年4月15日更新)【筆者注:この誓約書の提出が指定された場所での待機の免除の前提となる】の中に「あなたは、入国時点で、自身が所有又はレンタルしたスマートフォンに厚生労働省が指定するアプリをインストールしますか(既にしていますか)。「いいえ」の場合、職員が事情をお伺いします。(はい:いいえ)の記述があり、このアプリのことだと思われます。おそらくこのアプリは自宅待機が遵守されているかを監視するのが目的のようですが、下記の帰国時の検査で陰性の結果がでれば、自宅待機は一切不要ですので、宝の持ち腐れとなります。

帰国時の検疫

自分にとってはおそらく今回の旅行の思い出として一番のハイライトです。

海外渡航前に日本でしっかりワクチンを打ち、日本政府が管理するワクチン接種の電子証明書を取得し、マレーシア政府が管理するcovid-19管理の電子証明書を取得しました。マレーシアへの入国の際は入国審査官がマレーシア側の電子証明を確認して、検疫は従来通りスルーです。

一方日本側は、所定回数のワクチン接種に加えて、帰国前に検査した陰性証明書を求め、入国後の所在確認用のアプリの利用を求め・・・大変だなあと思いながら成田空港で降機したところ、大掛かりな検疫の始まりです。日本への入国者だけが対象だと思われますが、人それぞれに幾通りかに分かれて書類検査、唾液採取の実地検査。これが全員対象に行われます。実地検査の結果が出るのは早かったですが、それでも入国検疫のプロセスに2時間以上は費やしたのではないでしょうか。真面目な日本人の面目躍如ではありますが、ワクチン接種や入国前の陰性証明書を求めた上のこの措置。やや、やりすぎの感はあります。日本への観光客も増えるといいのですが、障害になるだろうなとやや心配です。日本人の海外旅行も現実にはよほどの好きもの限定ということになりそうです。

 

 

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