【海外旅行解禁速報】(2021年12月) – 新型コロナワクチン接種証明書アプリの運用の開始 

海外旅行

日本政府は2021年12月20日に新型コロナワクチン接種証明書を取得できる公式アプリ「接種証明書アプリ」をApp Store及びGoogle Playで公開しました。この章では、「新型コロナワクチン接種証明書」についての説明と取得方法を説明します。因みに、スマホを使っていない人やマイナンバー・カードを持っていない人のためには紙の証明書も発行しています。詳細は次の厚生労働省のホームページをご覧ください。

新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(接種証明書)について

新型コロナワクチン接種証明書について

電子証明書の概要

新型コロナワクチンの電子版接種証明書とは、特定の個人が新型コロナワクチンを接種した履歴について、日本の地方自治体が発行する電子証明書です。国が定めた制度に基づいてスマホ上に表示される公式の証明書となりますので、ワクチン接種をしたことを海外で証明するときに使うことができます。

電子証明書をどう使うか

改訂版の厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(接種証明書)について」のページを見ますと、

「予防接種法に基づく新型コロナワクチンを接種済みの方が、渡航先への入国時や、日本への入国後・帰国後に待機期間の緩和措置を受ける場合や、日本国内において行動制限の緩和等の措置を受ける場合など、様々なシーンで活用できるよう、新型コロナワクチン接種の事実を公的に証明する接種証明書を交付します。」(引用)

と書いてあります。現状(2021,12,23)では日本への入国後・帰国後待機期間の緩和措置は縮小されていますし、帰国後14日間の自宅待機の必要性は変わらずありますから、日本は休暇を使って海外旅行に行けるという環境にはまだありませんが、上述の厚生労働省の文章では「日本への入国後・帰国後に待機期間の緩和措置を受ける」という言葉が入っていますので、新型コロナの落ち着きを見て14日間の制約が緩和されるのかなと期待しています。この証明書は海外でのみならず、帰国時にも活用できそうです。ただし、実際に利用するのはもう少し先になります。

現在の外国への入国時のコロナ検疫の必要事項は、この「新型コロナワクチン接種証明書」に加えて入国直前のPCR検査陰性証明、同じく直前の抗原検査陰性証明から組み合わせで、国ごとにその基準を設けています。加えて、国ごとに、入国後のPCR検査、抗原検査、隔離などの措置が決められています。旅行の計画段階で外務省の情報を見て計画を立てるのがいいと思います。

海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧(11月19日現在)【外務省】

新型コロナワクチン接種証明書のスマホへのダウンロードについて

新型コロナワクチン接種証明書を取得する方法について説明します。私はPCを使ってデジタル庁の証明書ページにアクセスし、その中のQRコードをスマホに読み込んで「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」のダウンロードページにアクセスして取得しました。手数料は必要ありません。下の写真の3つある画面の絵の左側のものがそのダウンロード画面です。中央はアプリ取得の最初の画面でここからインストールが始まります。一番右は終了時点でのアプリの画面で、証明された個人の接種証明になっています。

場所と用意するもの

場所はどこでもよい (私は机の上。因みに金属の上でやるのはダメと書いてありました。)

用意するものは、

① スマートフォン (iPhoneまたはAndroid) :NFC対応 ⇐SuicaやEdyなどに使えるもの

②マイナンバー・カード(+暗証番号4桁):内容を電子的に読み取るため、マイナンバー・カード自体が必要

③パスポート の3つです。

アプリのダウンロードをパソコンからスタート

以下のデジタル庁のページにアクセスします。

新型コロナワクチン接種証明書アプリ – デジタル庁

ページを下に見て行きますと、「アプリのインストール方法」という項目が出てきますので、QRコードをスマホで読み込むと、上で触れたようにダウンロード画面が出てきます。

スマホで直接、アプリをダウンロード

Google Playアプリ(アンドロイド)で「新型コロナ」+「接種証明」と入れて検索すると、上と同じダウンロード画面が出てきます。ここからは、パソコン経由でも、スマホ直接でも同じです。

ガイダンス通りに進めば4~5ページで終了し、大変簡単です。トラブルが起きそうなのは、マイナンバー・カードの読み込みと、パスポートの個人情報ページの読み込みです。

私の場合、木の天板の机の上で作業したのですが、トラブルらしいトラブルといえば、マイナンバー・カードの読み込みが1度でできなかったことくらいです。机の上にマイナンバー・カードを置いて(表裏は関係ない)、スイカやエディの読み込みと同じようにスマホの上半分を重ねて少し待つと読み込んでくれました。パスポートの個人情報画面の読み込みの方は大変スムーズに行きました。アプリ内のデバイスで読み込んだのですが、簡単でした。注意したのはある程度の明るさを確保したのと、スタンドの下など光が反射するような場所を避けて撮影したことだけです。全体で5分もかからず終了しました。最終画面は上の写真の一番右に入れてあります。この画面がスマホ上でアプリを選択すると、ワンクリックで出てくるようになっています。この画面をクリックすると、個人情報とこの情報を読み込むためのQRコードの入ったページが出てきます。

余談ですが・・・

オミクロン株が各国で急速に拡大をはじめており、コロナ禍のピーク到来のぶり返しかとニュースを賑わせています。私は病気の専門家ではありませんので、ここの記述が無責任なものであることを予めお断りします。ただ、これまでの情報を総合的に考えると、このオミクロン株流行は世界中の人にとって、僥倖(いいことの兆し)なのではないかと思うのです。今回のような伝染病が流行した場合の一般的な終息プロセスについて読んだことがあるのですが、(ワクチンの普及とは別に)弱毒化、伝染力の強い派生型病原菌が現れて、蔓延し、他の菌を駆逐することにより、流行が終息に向かうというものだったような記憶があります。先行して流行を始めた英国の至近のcov-19の新規感染者と新規死亡者のオックスフォード・データを見ますと、新規感染者数については1日当たり1,338人/100万人(2021.12.22)と1日当たり50人超のペースで増加して、これまでにない水準となっているのに対して、新規死亡者については1.7人/100万人(2021.12.21)と過去の最大値18.3人/100万人の1/10のレベルに留まっており、増加も見られません。楽観的過ぎるのかもしれませんが、2022年はじめには終息してもらいたいものです。

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