【海外旅行の知識】⑨ お金 – 2 (外貨購入のマメ知識)

海外旅行

今回はお金の話の続きです。電子マネーに関する話題と外貨購入に関する雑知識を紹介します。

所詮は人間、いかに優れた者でも時には我を忘れます シェイクスピア (英 劇作家 1564-1616)

いつも安全の話が多くなるのですが、最近は電子マネー利用の話題が増えて、日本は電子マネーの利用が進んでいないとか、海外では現金を使う人が少ないといった話を耳にします。電子マネーの専門家でもなく、現状を説明できる知識も十分には持ち合わせませんが、自分のこれまでの経験から言えば、日本で使われている電子マネー(私も何種類か使っていますが)を海外で使えるという話は聞いたことがありません。外貨で使える電子マネーもあるそうですが、日本ではメジャーなものではありませんので、今すぐそこに乗っかるつもりもありません。そうすると、海外旅行では現金とクレジットカードに頼るということになります。自分が見聞きした範囲で判断していることは、外人は少額のキャッシュしか持ち歩かない。これはそうだと思います。例えば、美術館やホテル、スーパーマーケット、デパート、ガソリンスタンドのキオスク、街中のコーヒーショップで現金を使っている人はあまり見ません。相手が名前の通った企業や公的機関の場合はクレジットカードの利用は全く問題はないと思います。そうやって1日を過ごすと現金はほとんど使いません。交通関係のスイカみたいな交通カードは多くの国で使われていますので、これは必ず買い求めています。そうすると、トラブルが起こるリスクはクレジットカードだけですので、利用するクレジットカードは1枚に限り、予備も含めて、旅行に持って行くのは2枚に限定しています。ドイツ在住の知人はクレジットカードではなく、即時口座引き落としのデビットカードを使っていますが、安全レベルがクレジットカードと変わらないと思っていますので、日本ではあまりポピュラーではないデビットカードは使っていません。

知っておいて損はない、外貨購入のマメ知識

(1) 外貨ショップの両替率がリーズナブルかどうか確かめる方法:外貨ショップに掲示してある外貨ごとのBUY/SELL表を見て、外貨の種類ごとに「1/2 x (Sell価格-Buy価格) / (BUY・SELLの平均値)」を%で見る。外貨の種類ごとに両替率は異なります。ドルが最低で、経済力の小さな国の通貨ほど両替率は上がります。ドル:1%以下、他通貨1~2%であればリーズナブルです。

(2) 因みに、両替商のレート表の中に、Sell, Buyの他に、TCという欄があります。Travellers Check(旅行者用小切手)の略です。これは出発前に銀行で買って、回数券みたいに旅行先で分割して現地通貨に替えることのできる小切手です。本人のサインがあって、初めて有効となりますので紛失や盗難に強く、安全です。ただ、ドル小切手は日本で両替する際に両替レートが良くない日本の銀行を使うことになります

(3) 日ごろから外貨預金をしておくのが便利そうですが、外貨紙幣を引き出すことのできる銀行は限られます。SMBCプレスティア(上顧客向け預金)口座の外貨預金はドル、ユーロ札を手数料なしで引きだすことのできる数少ない口座の一つです。外貨預金が可能な口座は多いのですが、国内では円に交換しないと引き出せない外貨口座がほとんどです。

(4) ホノルルの空港の両替所の手数料が極めて高いのを見たことがあります。日本人観光客の多い海外の観光地はどこでも要注意です。そういうところではATMを使うほうが交換率が良くなります。

(5) 私の方法論ですが、海外では名前の通った店、有名ブランドの直営店、ホテル、デパート以外ではカードは使わず、キャッシュ払いにしています。クレジットカードのスキミング被害を予防するためです。クレジットカードでの不正ATM引き出しの被害は1度だけあったことがあります。カード会社の認定により保障してもらいましたが、後始末が必要になります。

(6) 日本人があまり訪れない国では、日本円を買ってくれない両替所も結構ありますので、そういうところではドルを持って入国します。

(7) 所得水準が極めて低い新興国に行く場合、現地で両替なしで使う20~30ドルの1ドル札を持っていくと良いと思います。また、そういった国では、ババ抜きのようにぼろぼろの小額現地紙幣をおつりでくれたりします。他の店で使おうとすると拒否されることもありますので、きれいなのに換えてくれというのが筋ですが、少額ですので、目くじらを立てずにチップにして、その国で使いきることをお薦めします。

(8) 長期滞在する旅行の場合には、安全の点から、手元には、大金を置いておいたり、持ち歩いたりしないように注意が必要です。マリオットやヒルトンなどの一流ホテル(特にチェーン)ですと安心してデポジットサービスを使えます。(Can I have deposit service?) ~やり方の例:チェックインカウンターで、封筒の表に封筒に入れる金額(例:one thousand  US$s ⇐ 数字はアルファベット文字で)をスタッフと確認してボールペンで書いて、封筒をのり付けし、サインします。

(9) ホテルの部屋にあるボタン式の金庫はパスポートや貴重品、お金を仕舞うのに便利です。ただし、ボタンに特殊なノリを塗って、頻繁に押すボタンを識別して暗証番号を解読する犯罪手口があると聞いたことがあります。本当に大事なものはデポジットのほうが安全なようです。

(9) 日本円への戻しは、帰りの航空便の出発前に済ませる必要があります。出国税を徴収する国かどうか、サテライトでレストランに入ったり、お土産を買うことはないか、機内で現地通貨で買い物することはないかなど考えて決めます。羽田の到着後では、レートが悪いというのもありますが、開発途上国の通過ですと取り扱っていないことも結構あります。

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