【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド⑲海外空港で乗り継ぎ

超初心者海外旅行入門

前回の海外空港への到着の応用編。海外空港での国際線乗り継ぎです。この【旅の準備】シリーズの⑫「航空券・・」のところで乗り継ぎ便の利用は少し旅慣れてからの方がいいとお勧めしました。とはいえ、旅の回数を重ねてくると、乗り継ぎ便は航空運賃の安いものが多く、とりわけ遠距離路線でフルサービスの在来型(レガシー)の航空会社の運賃で安いものが出てきますので、触手が動きますし、日本からの直行便がない目的地もありますから、時間の制約がない旅行の計画では、乗り継ぎ便も選択肢に入ることになります。

そこで、国際線の乗り継ぎについて、もう一度解説することにしました。

旅は私にとって、精神の若返りの泉である。 アンデルセン (デンマーク 童話作家 1805~1875)


(トランジット カウンター)航空会社のエンブレムが見える

買った航空券が乗り継ぎ型であること

①最初にご説明するのが、航空券を目的地までの通しで買ったケースです。これが一般的なケースです。乗り継ぎとは目的地に向かうのに途中の第3の空港で別の便に乗り換えることをいいます。発券した航空会社は乗り継ぎ時間が保証された乗り継ぎ便を設定しています。最初の空港でチェックインする際に、2便目の搭乗券も発券するケースと1便目の搭乗券のみ発券するケースがあります。そのチェックインの際に預け荷物にとりついた荷札には最終(2便目の)目的地の空港コードが書いてあります。荷物は目的地まで経由空港で航空会社にお任せの状態で運ばれます。

②旅客は経由空港でその国には入国しないで、CIQエリア内に留まり、乗り継ぎ便に搭乗します。到着客が出入国管理ゲートに移動するフロアと出発客が出入国管理を通ってゲートに向かうフロアは別の階であるのが一般的ですので注意が必要です。2便目の搭乗券をもっていればそのまま2便目の搭乗ゲートまで行き搭乗できますが、搭乗便の航空会社のトランジット(トランスファー:Transfer)カウンターが開いていれば立ち寄ることをお勧めします。搭乗便のゲートへ行く方法などの情報を得たほうがスムーズに乗り換えができます。1便目が到着遅れで2便目への乗り継ぎ時間に余裕がない場合、降機時に航空会社のスタッフのケアがない場合にはトランジットカンターに立ち寄ったほうがよいでしょう。航空会社スタッフはあなたを探しているはずです。大空港での乗り換えはターミナルやサテライトが別の場所であることも多く、移動のために構内の電車に乗ったり、ランプ内バスを使う必要があったりします。
また、最初の便のチェックインで2便目の搭乗券が発券されなかった場合には、2便目の搭乗券を発券してもらうのはトランジットカウンターということになります。そこで航空券を見せて搭乗券を発券してもらいます。

③乗り継ぎで最も注目するのは所要時間です。各空港は航空会社や乗客向けのサービスとして最短乗り継ぎ時間(MCT: Minimum Connecting Time)という基準を作成して提供しています。ダイヤ上の到着時刻と出発時刻の間に設ける最短所要時間です。最短で45分以上の乗り換え時間が設けられていますが、その時間(45分)では乗り継ぎ客にはさほどの時間的余裕はありません。航空会社は航空券を発券する際に、この数字を根拠に乗り継ぎの航空券を設定します。したがって、計画到着時刻+MCTの前に目的地に向かう便があっても、発券する航空会社はその便を使った航空券を発券しません。この時刻以降の最初の便に乗り継ぎ便がアサインされます。

④乗り継ぎにおいて長時間の乗り継ぎ時間となることもありますが、これは航空券の購入・便予約時に購入者が同意の上、設定されているわけですから、乗り継ぎ時間内の処し方は乗客の問題となります。ところが1便目の到着遅れによる乗り継ぎの失敗や2便目の大幅な出発遅れが生じた場合には、程度により、例えば出発便がキャンセルになって1日遅れなどが生じた場合などには、航空会社にクレームできる可能性が生じます。ホテルなどの休息施設や食事の提供が行われるかもしれません。国際線のスケジュール遅延は結構な頻度で起こります。

⑤経験上のアドバイスとして、乗り継ぎ便の場合の預け手荷物ですが、それなりの頻度で他空港への誤輸送や紛失が起こります。万が一なくなった場合に備えて、貴重なもの、訪問国で手に入らないものは機内持ち込みとして、預け荷物にしないほうが安心です。旅行先で購入できる着替えや下着、ホテルで代用品を借りることのできるドライヤーなどは預ける荷物として問題ないでしょうが、貴重な情報が入ったPCなどは移動中は使わないにせよ預けないほうが紛失時のリスクは小さくなります。乗り継ぎ便での預け荷物のトラブルは、大空港での預け荷物の取り扱い物量の大きさや処理時間の余裕のなさ、仕分けなどの機械処理が部分的で人手にも頼らざるを得ないことがその原因ですが、それは大手航空会社でも頻繁ではありませんが起こりえることです。

LCC便で乗り継ぐ際の注意

LCCは基本、単路線で航空券を販売します。ただし、中には乗り継ぎ航空券を販売するケースもあります。LCCでの乗り継ぎをする場合にはどんな搭乗券で購入するのか、LCCがサポートする乗り継ぎのルールはどうであるかで対応は変わります。
①搭乗券がばらばらで、航空会社(LCC)が乗り継ぎをサポートしない場合には、まず、自分で乗り継ぐことになりますので、一旦乗り継ぎ空港で入国手続きが必要になります。厳密にはその国のビザ取得を考える必要がありますが、短時間での出国であり、日本人の場合にはほとんどの国がビザなしで入国できますので、その問題は忘れます。次に、預け荷物の有無です。預け荷物があれば経由地で自分の荷物をピックアップします。CIQエリアから一旦外に出て、2便目のチェックインのために出発フロアに移動して搭乗の手続きをします。その後、通常のプロセスに沿ってCIQエリアに入り、出国手続きをして出発ゲートに行きます。空港の乗り継ぎ時間は自分で考えて航空券を購入する必要がありますが、一般論として1便目の遅れ、入国管理ゲートでの待ち行列、出国時のセキュリティチェックの混雑などを考慮して4時間以上の乗り継ぎ時間を考えておいた方がよいと思います。

②①同様にばらばらに航空券を購入しているが、預け手荷物がない場合には、出国・再入国の手続きを省けるかもしれませんので、2便目のLCCに乗り継ぐ空港のトランジットカウンターでのチェックインが可能かどうか確認しても良いと思います。尚、可能との返事の場合、LCCとのやり取り(メールなど)を保管しておいた方が良いと思います。ただし、最初の便の到着遅れについては乗客自身のリスクになるものと思われます。とりわけ便の変更ができない航空券の場合、遅延により乗り継げないと2便目の航空券の再購入が必要となりますので、注意が必要です。

③LCCが乗り継ぎを可能とする場合には、①と同様になりますが、LCC各社のホームページで乗り継ぎについての情報を確認しておくことをお薦めします。

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