【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド⑩航空券を手に入れる-1

超初心者海外旅行入門

海外旅行に出かけるために大切な「3つのもの」。”パスポート”、”お金”と並ぶのが”航空券”です。今回はこの「航空券」について説明します。

旅に出て知ったんだけど、世の中って結構いいやつで満ちてるんだよ  (詠み人 なし)

飛行機はどこを飛んでいるのか

「行ってみようかな」と思った海外旅行の候補先を2~3選んだとします。次にあなたがすることは、目的とする都市に向けて、どこから、どの航空会社の便が出ているかを調べることです。あなたのお住まいが関東なら羽田、成田。近畿なら関西。便数や行き先は東京や大阪よりは減りますが千歳(札幌)、中部(名古屋)、福岡も出発空港の候補となります。その他の都市であれば、最寄りの空港から国際線が運航されていることもありますので、その運航都市を行き先とするか、東京や大阪などに一旦出て、そこから出る国際線に乗り継ぐというのがオーソドックスな方法です。

日本では人口の約3割が首都圏に住んでいて、企業も役所も学校も集中していますので、日本の航空路線も東京を中心に張り巡らされています。蛇足ですが日本国内の航空路は東京都大田区にある羽田空港(正式名称は東京国際空港)を中心に路線網が出来ていますので、日本各地から東京を行き来するのは大変便利です。したがって国際線も東京が中心ということになります。東京にはその羽田空港と東京から約60km離れた千葉県成田市にある成田空港(正式名称は新東京国際空港)の2空港があり、ここを拠点としています。ちなみに成田空港は国内LCC企業の拠点空港でもあって、最近では国内線のLCC搭乗者も成田を利用しています。近畿地方の場合、大阪府岸和田市にある関西空港(正式には関西国際空港)が最寄り空港になります。豊中市にある伊丹空港や神戸市の神戸空港も大きな空港ですが、いずれも国内線専用の空港です。北海道は新千歳空港、名古屋は中部空港、福岡は福岡空港が国際線空港です。それぞれの空港への行き方については別途解説したいと思います。

航空便をGoogleで探す

さて、目的地に向かう航空便を探す具体的な方法です。googleで「東京 バンコク フライト」といった風に、「出発都市(空港)と到着都市(空港) フライト」と入れて検索してみます。広告の行が数行続きますが、その下に、該当するフライトのリストが出てきます。

ここには、航空会社と飛行時間、直行便か経由便か、会社ごとの最安運賃が書いてあります。どの航空会社が飛んでいるのか、所要時間は?おおよその運賃は?といったことがわかります。初めて見る方は運賃のばらつきの大きいのに驚かれると思います。今や航空運賃に定価はありません。リストの上部に日付があって、往きと戻りの日付を変えることができます。日付を変えると航空会社の順番も料金も変わります。仮のシミュレーションでも本番の旅行計画でも対象とする日付を入れてみるのは重要です。

経由便の中にはセールの航空券も多いため、安い航空券を見つけることができます。しかし、経由便では、一般に短くても片道半日、往復で1日以上の時間をロスします。また、経由地でのバゲッジロスト(航空輸送中の預け荷物の航空会社側での紛失)が起こりやすく、別ターミナルへの移動のケースもある国際線トランジット(経由空港で航空便を乗り継ぐこと)への慣れも必要です。従って、最初のうちは、直行便か経由便かの選択は特殊な場合(*1)を除いて、直行便とすることをお勧めします。時間がたっぷりあるという方を除いて、休暇を利用して旅行に出かけるような限られた時間で旅行する方は直行便のほうがより旅を楽しめると思います。乗り継ぎ便については改めて説明します。
(*1)鹿児島からバンコクに行く場合などは香港経由とするほうが短時間、かつ低コストになります。その他のいくつかの都市からも韓国のソウル(仁川空港)行の便があります。仁川経由とする方が短時間かつ低コストというケースも多いと思います。
航空券を買う方法も、後ほど説明します。

比較検索サイトを利用する

その次に、国際線航空券の「比較検索サイト」と呼ばれる、航空券をネット販売する各社の販売価格の比較検索サイトを見に行きます。「国際線 格安航空券」で検索します。ここでは、スカイスキャナーとトラベルコの二つを見ます。これらのページでも往きと帰りの日付、目的都市で検索します。航空会社のホームページでの販売もこの中で比較されます。

スカイスキャナー(HIS、エアトリ、Gotogate、じゃらん、航空会社等比較)
https://www.skyscanner.jp/
香港航空(経由)24,962、Scoot38,400、JAL、タイ航空、ANA~506,454(日本円)

トラベルコ(HIS、エクスペディア、JTB、エアトリ、航空会社等比較)
https://www.tour.ne.jp/
香港航空(経由)25,711、Scoot38,400、JAL、タイ航空、ANA~389,704(日本円)

従来型航空会社とLCC

ここで2点注意することがあります。航空便を決めるために比較された運賃を見てきましたが、まず1点目、

リスト上の航空会社にはANAやJALなどの旧来型航空会社とLCC(格安航空会社)があります。この二つのタイプの航空会社は~運賃とサービスのトレードオフ(交換)をしています。どちらを選択するか?はあなたが決めることです。LCCについては聞きなれた単語になりましたが、次のような特徴があります。

LCCはLow Cost Carrier(低コスト運送者)の略です。アメリカのサウスウエスト社や欧州のライアン社、東南アジアのエアアジア社がLCCの大手です。これらの航空会社の特徴は低価格を業界内での競争ツールとしていることです。そのために、社内発生の運航コストを下げるために、機種を1機種に限定してシンプルな管理としたり、空港での折り返し時間を極限まで短縮することで飛行機の稼働を向上させたりしています。乗客との間でも、座席間隔を無駄なく縮めて客室の座席数を増やし、1席当たりの運航コスト負担を下げ、機内食などの機内サービスも行いません。乗り継ぎサービスも原則なしで、2地点間輸送が中心です。そのビジネスモデルが驚くほどの低価格運賃を生み出しました。目的地にはきちんと運んでくれますから、若い層を中心に人気を博しています。総じていえばLCCはシンプルかつノンフリル(飾りがない)というのが特徴です。

リストの表示運賃を正しく比べる

次のポイントは、表上の運賃表示が燃油サーチャージや空港使用料金、税金などを含んでいるか、外れているかを確認する必要があることです。それほど小さな金額ではありません。ちなみに、国内線航空券には内税で消費税がかかりますが、国際線には消費税はかかりません。旅行会社によっては、比較運賃を小さく見せるために燃油サーチャージや空港使用料、税などをリストの料金から外している旅行会社もあります。正しく比べるには含んだ数字で比較する必要があります。これらの具体的な金額表示は、航空便ごとの詳細ページに入っていくと、見ることができます。燃油サーチャージや空港使用料金が何かは項目を分けて説明をします。

燃料サーチャージ

リストの金額の外で設定している旅行会社もありますので要注意です。燃料サーチャージは、正式には燃油特別付加運賃といいます。原油価格が安い間はゼロですが、原油価格が上がってくるとプラスの数字となり、原油価格の上昇で相当な金額になります。燃油代は航空運送コストの3割前後を占めているため、大幅な原油価格上昇を通常の運賃が吸収できないことが徴収理由です。法律により燃油上昇に伴い計算で運賃が上がります。その他航空保険特別料金が運賃の多寡に関わらず均等に付加されます。金額は1飛行300円程度です。

空港使用料金と税

こちらもリストプライスの外で設定しているケースと料金に含まれているケースがありますので要注意です。空港の使用料並びに入国税や出国税(日本では1,000円の国際観光旅客税)は航空会社の収入ではなく、利用する空港および国の収入です。稀にターミナル内のゲートで徴収されますが、航空会社が運賃に上乗せして旅客から徴収し、国や空港に支払っている場合が多く、航空券を買い求める際に運賃に上乗せされます。値段は場所によりまちまちですが、往復で5,000円~10,000円を目安に考えておく必要があります。航空券は安く手に入りますが、航空券を買うだけでは海外に行けません。

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