【旅の準備】超初心者向け海外旅行ガイド⑨クレジットカード

超初心者海外旅行入門

この項目はクレジットカードの説明です。多くの方は既にカードをお持ちでしょうから、興味のない方は読み飛ばしてください。どちらかというと学生や新社会人の方など、これから作ろうという人向けの記事です。クレジットカードは我々の生活の中で、日常的に使うものです。大事なことを記しますのでしっかり理解し読み進めてください。

どこに旅しようとも、自分からは逃げられない  ヘミングウェイ(米作家)

クレジットカードとは?

まず、基本的な整理です。クレジットカードはファイナンス(お金を借りる)カードです。クレジットカードを使える店であれば、カードを見せればその店で売っている一定額以下(*1)の商品を購入できます。店に代金を支払う代わりにクレジットカードを使って購入し、後日カード発行会社に代金を支払います。物を受け取ってから、お金の支払いが完了するまでの間、カード発行会社が代金を肩代わりしているわけです。
(*1)契約者毎の信用度により限度額(使用額上限)は異なる。

カードに何が書いてある

クレジットカードに関わる会社には、クレジットカードの金融システムを運営しているカード会社と、ポイントの付与などで物品やサービスの販売促進やブランド化をするカードの発行会社があります。カードのデザインや見慣れたロゴは後者のカード発行会社のものです。
下の写真はクレジットカードのサンプルです。

この写真はカードの表です。ここには大事なことが4つ書いてあります。
まず、カード番号です。これがこのカードのID(Identification:個別アカウント)です。4桁の数字が4つ並んで全体で16桁で構成されます。次に、カードの有効期限です。一般にはカードが有効期限を迎える前に更新カードが自動的に送られてきます。月(2桁の数字)/年(西暦の下2桁の数字)で書いてあります。その次はカード名義人の名前です。アルファベットで名前と名字が書いてあります。家族カードの場合は引き落としの銀行口座の名義人とカードを使用する名義人が異なります。最後にクレジット会社のロゴが入っています。多くが「VISA」か「MASTER」、「JCB」です。この3社が主要なカード会社です。海外どこに行ってもお店やATMでカードを使うなら最初の2つ、「VISA」か「MASTER」が便利です。

次の写真は同じカードの裏側です。こちら側にも大事な情報が4つあります。まず、サインです。ここはカードを入手したときには空白ですので、使い始める前にカードの名義人が油性ボールペンでサインをします。容易に真似されないこと、いつ書いても同じサインになれば大丈夫です。漢字でも大丈夫です。買い物をする際に暗証番号(カード申し込み時に決めた4桁の数字)で確認するケースも多いですが、サインする場合もあります。その際にはお店の人が示すレシートにクレジットカードと同じサインをして、照合してもらいます。
次に数字が並んでいます。セキュリティコードです。桁数が多い場合、右端の3桁の数字です。ネット販売でクレジットカード処理をする場合に記入を求められることがあります。クレジットカードは磁気カードで、お店では機械を使ってその情報を読み込みます。このセキュリティーコード(プリント)は磁気化データに含まないため、スキミング(カード情報を電子的に抜き取る犯罪)されても漏洩しない情報になります。
下のロゴはこのクレジットカードをATMで使用する場合の適応端末の判別コードです。VISA⇒PLUS、MASTER⇒Cirrusで対応していて、ATMの端末機にもこれらのロゴが表示されていて、対応機であることを表わしています。
尚、カードの裏面にはカードの発行会社の連絡先が書いてあります。カード番号や有効期限、名義人名をメモしておく際に、この発行元の連絡先を一緒にメモすることをお勧めします。万が一、カードを紛失した場合や、カードの盗難に遭った場合、保険請求をする場合に、ここに連絡する必要があるからです。

カードの使い方

海外旅行のお金の面での最大のリスクとして、延泊や新たな航空券の購入、病院費用などの予期しない出費が考えられます。もちろん、それらの可能性は極めて低いのですが、日本での日常生活との決定的な違いは周りに頼れる人がいないということです。家族も友人もいません。さすがに途方に暮れるような事態を招いたのであれば、日本大使館に駆け込むことを勧めますが、自分で払えるお金は、当座は自分で払う必要があります。その時にクレジットカードに頼ることになります。

カードで買い物をすると、毎月決まった日に設定した銀行口座から使った金額が引き落されます。海外の銀行系のカードでは、任意のタイミングで自分の銀行口座とクレジットカード口座間でお金を移して清算します。

問題なければ、分割ではなく1回で支払いましょう。1回払いだと金利や手数料はかかりません。このコストはカード会社が売り上げ店から回収する売り上げの数%の金額の中から賄われています。2回以上の分割、もしくはリボルビング払い(*2)にすると、カードの発行会社に金利を払う必要があります。しかもその金利はいわゆる消費者金融と同じレベルの金利です。
(*2)毎月、定額の支払い額を設定し、残高を繰り越していく返済方式

クレジットカードと保険

クレジットカードには一般に海外旅行保険が付保されています。海外旅行中の病気、傷害、携帯品の盗難被害などの補償です。保険の適用対象や必要な書類などについては、個別のカードごとにカード会社の基準をご覧下さい。一般にカード維持手数料の高いゴールドカードなどの方が手厚い補償となっているようです。また、空港でも海外旅行保険を販売していますが、クレジットカードに付保されている海外旅行保険とラップしますので、良く調べる必要があります。

ゴールドカード

普通カードは年間維持費が無料か有料でも1,000円程度ですが、それが年間10,000円を超えるようなカードもあります。各社が発行しているゴールドカードがそれです。ブラックとかブルーとかいったカードもあるようです。会費が高いのに合わせて、カード発行会社のポイントが増えるとかのメリットがありますが、クレジットカードのサービスとしての差もあります。使用限度額が増えますので、カードでたくさん買い物をする人には便利です。その他、もちろんカードごとに異なりますが、一番よく知られているのが空港のラウンジ(*3)を無料で利用できるサービスです。ビジネス以上のクラスに搭乗すると、航空会社のラウンジを利用できますので、ゴールドカードが提供するサービスはエコノミークラスに数多く搭乗する人にメリットとなります。あとは、海外旅行保険の内容が充実するとともに、海外からの相談などでカード発行会社に問い合わせる窓口が充実して、丁寧なサポートが期待できます。
(*3)航空機への搭乗前の待合室。一般にはターミナルのロビーで出発を待つが、ビジネスデスク、軽食やスイーツ、飲み物、読み物などを提供するラウンジで出発を待つ。有償で使用すると一人2,000円程度。

どのカードから始める?

これからクレジットカードを利用しようという人はどのカードを使えばよいのか。様々なカードが発行されており、いろいろなポイントサービスを利用できますので、その好みに合わせてカードを作るということでいいと思います。最初は年会費無料のカードから始めましょう。学生向けのカードも数多く発行されていますので、学生もカードを作ることができます。

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