いよいよ、旅に出るプラン作りです。いろいろなタイミング、場所、目的が考えられますが、ここではプランニングづくりのサンプルとして、12月中旬のウィークエンドを使った台北旅行を計画します。
危険を冒して前へ進むことをせず、未知の世界へ旅しようとしない人には、人生はわずかな景色しか見せない シドニー・ポワチエ(米 俳優)
パスポートは取得済み。一人旅。出発地は、関東地区。東京都中野区にある中央線沿線の中野駅を出発点として、プランを作ってみましょう。
現状(2020年12月14日)はコロナ禍の影響で観光渡航はできません。ここでは、コロナ禍が過ぎ去り、通常どおりの観光入国が可能で、航空便も昨年並みに運航している前提とします。
航空便を探す
下のリストはグーグルを使い「東京 台北 フライト」で検索した結果です。日付を2020年の12月3日-12月6日にしています。台北ですので、直行便を使うことにします。3万5千円-4万円程度で往復航空券は手に入りそうですが、短い休暇ですから、時間を有効に使えるよう往きの東京発は12月3日午前中の便か、前日の深夜便、帰りの台北発は6日の午後発の便で、公共交通機関を使って到着空港から中野に帰宅できることを条件としました。
次にスカイスキャナーを見てみます。
直行便で探すと、最低価格ではありませんが、3番目に(往き)成田発11:45、(帰り)台北発20:50の便があります。料金は36,000円台です。この便に搭乗しようとすると、いくつかの候補の内、最も安い空港アクセスは中野-東京(JR東快速)、東京-成田空港(高速バス)です。台北行の便の航空会社はスクート(シンガポールのLCC)で、成田空港の第2ターミナルから出発します。出発1時間30分前の10時15分にターミナルでチェックインするとして、渋滞のリスクも考えて少し早い8時40分東京駅前発、9時45分成田空港第2ターミナル着のバスに乗ります。尚、それぞれの航空会社の便が、どのターミナルかは、航空券を購入すると、航空券を購入した旅行会社か航空会社から案内があります。東京駅での鉄道からバスへの乗り換え時間を10分とみて、スマホで調べると、8:09中野発東京行の中央線快速で間に合いそうです。帰りは羽田空港0:45着のピーチ航空の便になっています。帰着空港が羽田なのは近くて便利なのですが、中野まで公共交通機関で帰れるのかどうか確認したところ、到着時刻が0:45ですので電車に乗れる時刻を1:45として、この時刻ではとうに終電は終わっており、帰宅は無理でした。
次にトラベルコで航空便を探します。
これらの便は東京午前発、帰りの台北発も午後発ですので検討の対象となります。料金は55,320円ですが、航空会社の直販の価格を見るために、JALのHPに行き、直販の価格を見ました。その価格は52,070円で、直販の方が安いことがわかりました(冗長になりますのでANAは省略)。航空会社の直販を選択する場合、ホテルとのパッケージについても航空会社で販売していますので、そちらも検討してみます。エンペラー台北ホテルの宿泊を選択すると、85,320円(宿泊差額分が33,250円)で価格設定されています。
トリップアドバイザーで同じホテルを見に行くと、最安のagodaの場合、税サ込みで3泊20,034円で、こちらの方が1万円以上安く泊まれますので、航空券とホテルは分けて探す方がよさそうです。
ホテルを探す
上に出てきたエンペラー台北よりも泊まりたいホテルがないか、探してみます。今回は台北市内にある松山空港着の便で行きますので、市内に向かうのは大変便利です。MRT(地下鉄・近郊鉄道)の駅が松山空港にあり、市内有数の繁華街である忠孝復興路まで3駅で10分足らずで行けますので、できればこの沿線の駅近くのいいホテルはないか探してみます。
トリップアドバイザーのページで、旅行日程をもとに台北市内の地図を出して、沿線のホテルを見てみると、空港から5分ほどのところ、二つ目の駅、南京復興駅から徒歩5分のところに手ごろな価格のいいホテルがありそうです。FX ホテル タイペイ ナンジン イースト ロードという四つ星ホテルが見つかりました。3泊で17,739円(朝食付き税サ込)という値段です。もちろん、これが絶対というわけではありません。実際の計画づくりでは納得いくまでホテル探しを楽しみます。
台北への行き帰りと宿泊のコスト
ここまで検討したコストを整理すると、
航空運賃: 52,070 円
ホテル宿泊: 17,739 円
空港アクセス(日本): 1,024 円
合計: 71,033 円
になります。この7万円余りが台北旅行の主たるコストになります。往復はJAL便ですので、機内食が提供されます。ホテルも朝食付きです。ちなみに、マイルもついてきます。ここから、昼食・夕食3回分のコストと台北市内を移動するためのコスト、お土産を含む買い物代がこのコストに乗ります。10万円あれば、余裕をもって旅行できそうです。
台湾現地ツアーならMyTaiwanTour!コロナ禍の影響で現状は日台間の便が制限され、観光渡航はできません。運航する航空会社も一部であることから、今回調査した運賃も平常からは少し高くなっていると思われます。通常であれば東京=台北間は第3国の航空会社も参入しており、航空運賃は安いものが出回っています。
旅の楽しみ
私の旅の好みは、街歩きやショッピング、グルメです。時間を持て余せば、植物園や動物園、水族館にも行きます。旅の楽しみ方は人それぞれです。スパを楽しむ人は、旅の時間を使ってゆったり過ぎていく時を満喫できますし、観光名所めぐりも悪くありません。夜遊びが好きなら、それも結構。ただし、犯罪に会わないよう、法律違反をしないよう注意してください。
旅行は一人旅もあればパートナーとの旅もあります。グルメ旅行で一人旅はちょっと辛いかもしれません。特に欧米では一人の食事は絶対ダメということではありませんが、二人ですと周りに馴染みますし、楽しくなります。
台北旅行の楽しみ方は別項を設けて説明したいと思います。今回のプランではたまたま、台北の空港が松山空港になりましたが、大半の便は台北市の西方郊外、桃園市にある台北国際空港の発着です。その場合には、鉄道で台北駅に出てくるのが一番わかりやすい空港から市内への移動方法です。台北駅からはMRTに乗り換えれば、台北市内の方々に行くことができます。