海外旅行に行きたい! ロンドン買い物旅行。ロンドンで一番のアンティーク・ショップ通り”ポートベロー・ロード”を紹介します。
外人旅行者にとっては古いものだけが新しく、人の心を惹きつける 小泉八雲 1850-1904 ギリシャ 小説家
第二次世界大戦前の約200年程の間、イギリスは世界一のお金持ちの国でしたので、過去生み出された物には価値の高いものが多く、代々受け継がれてきた逸品の多くは未だに家庭に所蔵されていると思われます。したがってアンティーク市場に常時多くの品が流通していると思われます。
ロンドンのアンティーク・マーケットといえばポートベローです。アンティークが趣味の方には有名な場所です。どんなものを探すのであれ、ここに来れば探しているものに巡り合える確率は高いと思われます。ロンドン市内にはいくつかのアンティーク街がありますが、ここが最大です。
ポートベローへはノッティングヒル・ゲート駅から
ポートベロー(Portobello)のアンティーク・ショップに行くには、道筋を間違えないことがポイントです。判りやすいのは地下鉄サークル、セントラル・ラインのノッティング・ヒル・ゲート(Notting Hill Gate)駅から行く方法です。
道の両側にアンティークショップが並ぶところまでたどり着くのに住宅の中を通り抜ける必要があります。週末で人の流れが多ければ、周りの人に合わせてなんとなく行けますが、平日の人通りが少ない日はポートベローにたどり着くための事前の知識があったほうが良いでしょう。グーグルマップを使えば、よりわかりやすいと思います。
まず、ノッティング・ヒル・ゲート駅で地下鉄を降りたところで、駅構内の出口表示に注意します。「ポートベロー(Portobello)」の表示が見つかりますので、その表示に従って出口を間違えずに地上に出ます。
地上に出ると、前方に写真のような景色の右(北)に曲がる三差路がありますので、そこを右に曲がります。そのまま右側の歩道を歩いてください。
少し歩くと、道路上の中央に丸い円が白ペンキで描かれたラウンド・アバウトで、道が左右に分かれた三差路があります。ここは右側の少し細い道を選びます。
両側にショップが並ぶ通りを左側に注意しながら歩くと、写真のような、道路の左側に1本目の曲がり角が現れます。横断歩道を渡って、この道を中に入ります。この道の名前がポートベロー通りです。建物の壁に下の写真のような道路の名前が入ったタグが貼ってありますので必ず確認してください。しばらく住宅街が続きますが、その先、1本目の交差点を過ぎて4本目の交差点までの3ブロックの間がポートベローの中心街です。
地図上ではその先にもポートベロー・マーケットが続くことになっていますが、中心を外れていきますし、結構歩き疲れますので、満足したところで、同じ道をノッティング・ヒル・ゲート駅に戻るのが良いと思います。グーグルマップを頼りにラドブローク・グローブ駅(Ladbroke Grove)からホテルに帰ることもできますが、人通りが少ないところを歩くことになると思います。
ポートベロー通り(Portobello Road)
ここはアンティークを商う常設店が並ぶ通りですが、週末ともなると、市民と旅行客で通りが溢れるほどの賑わいとなります。したがって、古物商の他に土産物屋や衣料品店、食べ物を提供する屋台まで出ます。
暗くなっても明かりを灯して商売が続き、お祭りのようです。狭いエリアに、それぞれの店が得意とする商品を並べて商っているアンティーク・ショップが数多く並んでいますので、店を覗いて歩くだけでも楽しいですし、自分用や友人用のロンドン土産をここで買うのも楽しいです。値段が高いか安いかは周りにある同じような店と比べるしかありませんし、値切ってみて、どういう反応をするかも店主それぞれですので、よほどの専門家でもなければここで売られているものが高いのか安いのかは見当もつきません。そういった意味でも楽しいものです。
混んだ日はスリにはご注意。