【ロンドン旅行】㊱ 博物館_10 (グリニッジ国立海洋博物館、カティ・サーク、天文台)

ロンドン

海外旅行に行きたい! ロンドン旅行。今回はグリニッジにある国立海洋博物館を紹介します。あわせてグリニッジの諸観光施設を一括して紹介します。

相手が間違ったときにすぐに口をはさむようなことを紳士はしてはいけない ネルソン (英 軍人 1758-1805)

ほとんどの日本人にとって「グリニッジ」という地名はおなじみです。学校で教わった「グリニッジ標準時」(世界標準時)という言葉を覚えていると思います。ここには地球上の東西の位置を指し示す「経度」の基準となる天文台があります。グリニッジはロンドンの東(テムズ川の下流サイド)の河畔にある町です。対岸にはカナリ―ワーフという、巨大高層ビルが建ち並ぶ再開発地域がありますが、再開発の前は大きな船溜まりがあった場所です。すなわちテムズ川のこの辺りは外航のロンドン港としての機能を持った場所だったところで、港の対岸の町だったということです。このグリニッジ側にはクイーンズハウス【王室施設】、海軍大学、国立海洋博物館の前身である海軍美術館などがあり、軍人や商人たちがイギリスから外洋に出て行く基点となった場所ということです。

因みにグリニッジ標準時[ Greenwich Mean Time(GMT)]はイギリスの現在時間であり、このGMTという略語は時折航空会社の時刻表に現れます。また、GMTに対する世界各地の現地時間をLocal Time(LT)といいます。

グリニッジにどう行くか?

出発点をテムズ川ボートが出るピア(桟橋)のあるウェストミンスターとして、カティサーク号(カバー写真の展示)まで行く方法を調べてみます。グーグルマップを使って容易に検索できます。①(地)ジュビリーライン(カナリーワーフ駅乗換)、DLR(ヘーロン・キーズ駅乗換=カティ・サーク駅下車)25分 ②ボート(ウェストミンスターピア乗船=グリニッジピア下船)40分 の2択からの選択が良いと思います。①の選択は早く着きたい人向けです。カナリーワーフは新開発の高層のビル街ですが、地下鉄から高架を走る都市鉄道への乗り換えになります。②はボートで行く方法です。少し時間はロスしますが、テムズ川からの景色を楽しめます。①と②を往復で使うという方法もあります。

紹介する観光施設にはすべて歩いて行けます。グリニッジ天文台は公園内にありますが、きれいな公園です。

国立海洋博物館

国立海洋博物館(National Maritime Museum)は1937年にジョージ6世が開館し、それ以来、私たちは海景画、地図作成、原稿、公式の公的記録、船の模型や計画など、海上での英国の歴史に関する世界で最も重要な所蔵を誇るようになりました。個人的な意見ですが、航海という専門分野のせいか、展示数はたくさんあるのですが、専門的なものが多くて素人的にはやや退屈するかもしれません。入場は無料ですが事前予約が必要です。 国立海洋博物館(公式)

カティサーク号

カティサーク号(Cutty Sark)はグリニッジピアやDLRカティ・サーク駅のすぐ側の広場に置かれています。グリニッジ観光のランドマークです。カティサーク号は英国で建造され、中国と本国間の茶葉の貿易船として就航した快速帆船で、生涯の役目を終えた後、陸上に展示されたものです。2007年、保全工事中に火災が起こり船体は焼失し再建されています。ただ、マストやデッキ、艤装部などは火災を免れたためオリジナルのまま残っています。

毎日、10:00-17:00開館しています。入場料は大人料金で£15です。  カティサーク(公式)
「Cutty Sark Clipper Sailing Ship Greenwich London England – 2018」 AirflowNZさん

旧王立海軍大学

旧王立海軍大学(Old Royal Naval College)は当初王立の病院として建設されましたが、役目を終えた後は海軍大学の施設として利用されました。現在では管理財団が管理しています。この建物は撮影のロケ場所としてよく活用されているそうです。時間があればお勧めする場所の一つです。壁や天井に描かれた絵画を鑑賞するだけで、この建物を訪れる価値があります。営業時間は建物内が10時から17時まで敷地内には8時から23時までです。入場料(大人)は£12.5です。  旧王立海軍大学(公式)

クイーンズハウス

クイーンズハウス(Queen’s House)は国立海洋博物館の隣に建つ大きな建物で、17世紀前半に建てられた王宮です。館内は解放されており、美術館クラスの絵画展示を楽しむことができます。お勧めです。営業時間は午前10時から17時までです。入場は無料ですが、事前予約は必要です。 クイーンズ・ハウス(公式)

グリニッジ天文台(Royal Observatory, Greenwich)

イギリスを代表する天文台で、グリニッジの名前を世界的に知らしめている施設です。グリニッジ天文台はグリニッジ公園の中に建っています。観光客は地上に描かれた子午線を見るためにこの施設を訪れています。館内の見学はできますが、天文学の科学博物館の色彩が濃く時間の制約がある方は次善の見学となります。ただし、公園は大変美しい公園ですので一見の価値はあります。館内への入場は有料で大人料金が£16です。予約が必要です。カティーサークとの共通券があって£24.8です。営業時間は午前10時から17時までです。公園も開場時間が決められています。公式ホームページ上にありますが、天文台の営業時間よりも緩やかな時間で設定されてい ます。  グリニッジ天文台(公式)

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