海外旅行に行きたい! ロンドン旅行、今回はサウス・ケンジントンにある自然史博物館を紹介します。
私には、他人の指揮に盲目的に従うような傾向はない ダーウィン (英 生物学者 1809-82)
ここに行くべきかどうか迷う方がいれば、「このような方にお勧めします」とアドバイスします。①東京の国立科学博物館(上野)をとても気にいっていますか? ②小学生男子に典型的に見られる(恐竜好きの)子供を連れてロンドン旅行をしていますか? ③あなたは博物学者の荒俣宏さん似ですか? という問いのいずれかに「yes」の答えを持つ方は合格です。行くことをお薦めします。あとは?・・ ロンドン滞在が長くて、他に見たいものがなくなった人は是非見てください、ということになりそうです。そう冗談めかして紹介しましたが、短期の旅行でこの博物館を見に行くか?ということについては、とても面白い博物館ですが、お勧めのプライオリティは正直、かなり低いです。国立科学博物館に行ったことのある方は少ないと思います。子供の幼稚園や学校の遠足の付き添いで行くくらいだと思います。内容は充実していますが、その延長線上です。
自然史博物館(Natural History Museum)
自然史博物館はもちろん国立の博物館ですが、最初は大英博物館からの分館だそうです。館内に入ると、吹き抜けの広い空間に宙づりになった大きなクジラの複製骨格標本が出迎えてくれます。このモニュメントを見ると、この博物館の性格が一目瞭然と理解できます。吹き抜けの空間を取り囲んで数々の部屋があり、そこには生物学の標本として、古代から現代までの生物の剥製標本や骨格標本、古生物は化石標本や模型がこれでもかというくらい数多く展示されています。
また宇宙や地球に関する展示は子供にも理解が進むような模型がたくさん並んでいます。クジラがぶら下がった広いホールに生物学者ダーウィンの大理石座像が置いてありますが、館内には「ダーウィン・センター(Darwin Centre)」と名付けられた一画があり、昆虫や植物の標本が飾ってあり、生物の進化が学べるようになっています。それにしても、イギリスにおいてダーウィンがこれほど高い位置にあるというのは驚きです。
館内には親に連れられた大勢の子供たちが興味深そうに見学しています。恐竜は化石だけではなく、動く恐竜模型もたくさんありますから、子供は大喜びです。 科学博物館(公式)
「NATURAL HISTORY MUSEUM LONDON (4K)」D&B TRAVELSさん (6min)
入館案内と交通
月曜日から日曜日まで休みなしで10:00-17:50(最終入館16:45)に営業しています。入場料は無料ですが、できれば事前に予約を入れることを勧めています。クリスマスの時期(12/24-26)は休館です。
交通はビクトリア&アルバート博物館(V&A)と同じく、サウス・ケンジントン駅(地:サークル、ピカデリーライン)から歩きます。駅を出て少し北に向かって歩き、幹線道路のクロムウエル道路まで出ると、すぐ正面にV&Aが、通りを隔てた左隣に自然史博物館はあります。位置的にはハイドパークの南に位置しています。周辺は各国の大使館やカレッジに囲まれており、博物館とハイドパークの間に、ロイヤル・アルバートホール(別途掲載予定)があります。 科学博物館入館案内(公式)