海外旅行に行きたい! ロンドン旅行。今回からは王宮の紹介です。第1回目はバッキンガム宮殿です。
目の前のどんな恐怖よりも、想像が生み出す恐怖ほど恐ろしいものはない シェイクスピア 英 劇作家 1564-1616
ロンドンにはいくつかの宮殿があります。その内、女王自身がお住まいになる王宮はバッキンガム宮殿とウィンザー城の2つです。これらの2か所は歴史遺産ではなく現役の宮殿です。
下の写真は市の中心部を上空から写したものです。バッキンガム宮殿、国会議事堂・ウェストミンスター寺院、トラファルガー広場を結ぶ三角形がロンドンのコアです。バッキンガム宮殿は日本の皇居と同じく、大都会のロンドンの中心に位置し、皇居同様に緑に囲まれています。
バッキンガム宮殿とウェストミンスター
バッキンガム宮殿はエリザベス女王が住まわれる公邸です。宮殿の正面玄関の東側に放射状に広がるセント・ジェームス・パークの先と公園の東側に広がるウェストミンスターに、首相官邸を含む官庁街、国会議事堂の建物が並んでおり、東京でいえば千代田区の皇居と霞が関の官庁街ような風景が広がっています。地下鉄でバッキンガム宮殿に行くには、セント・ジェームス・パーク駅(地:サークル、ディストリクトライン)から行くのが近いのですが、都心ですので、ビクトリア駅、ハイドパーク・コーナー駅、グリーン・パーク駅から行ってもそれほど距離は変わりません。
歩く距離は長くなりますが、チャリングクロス駅(地:ベイカールー、ノーザンライン)で降りて、トラファルガー広場前のラウンド・アバウトからアドミラル・アーチをくぐって、セントジェームスパークの脇、宮殿の正面に向かう道を歩いていく方法がお勧めです。気持ちいいですから、天気の良い日は結構多くの人がこの路を歩いています。
バッキンガム宮殿で観光客ができることは門の外から中の様子を覗うことだけです。それでも、いつも多くの観光客が門の前に集まっています。外からは門の中で衛兵が規則正しい動作により宮殿を護衛する様子が見えます。1日に1回大がかりな衛兵の交替式が行われますので、見物の時間を決めて行けば見ることができます。 衛兵交替式(公式)
バッキンガム宮殿の内部は通常は非公開ですが、夏季の数か月間、例年、その一部が一般公開されるます。昨年はコロナ禍の影響により中止でしたが、今年は公開されています。 バッキンガム宮殿の公開(公式)
「360° Video: Buckingham Palace Tour – BBC London」
BBC Londonさん(2min)
「バッキンガムの衛兵交代式」(5min)J1000005さん
クラランス・ハウスとセント・ジェームス宮殿
チャールズ皇太子のお住まいは、バッキンガム宮殿のすぐそばにある「クラランス・ハウス」です。このクラランス・ハウスは「セント・ジェームス宮殿」の隣にあります。ここはチューダー様式の宮殿で、王家の家族のロンドンにおける住居や宮廷のオフィスとして使用されています。Googleマップにクラランスハウスの内部を紹介する写真が掲載されていますので紹介します。