海外旅行に行きたい! ロンドン旅行。今回は旅行中の食事について(続編)です。朝食、中華街、スーパーマーケットについてお話しします。
旅の記憶は舌の上にも残る (自作)
ロンドンの街は2021年7月にコロナ禍による諸制限が解除されました。東京でも同様ですが、ロックダウン期間中に廃業してしまった店も多く、市中のレストランが様変わりしたのは間違いありません。その意味でも再訪したいと思います。
朝食はパブで
パブで写真のようなイギリス庶民の伝統的な朝食を食べることができます。日本でいえば、ごはん、味噌汁、たまご、納豆といったところだと思います。ホテル近くにパブがあれば、朝食のサービスをやってないか、覗いてみるのもいいかもしれません。レンタカーで郊外を移動しているなら、高速道路のサービスエリアのフードコートでもこのトラディッショナルな朝食を食べることができると思います。真っ黒な椎茸が意外に美味しく、ソーセージが肉食の国なのにデンプンまみれというのが私の記憶です。
街中にたくさんあるチェーンのコーヒーショップでも朝食はとれますが、サンドイッチやパンとコーヒーの普通の朝食になります。
中華街に行く
ロンドンにウエストエンドと呼ばれる場所があります。ロンドン一の繁華街です。ソーホーやコベントガーデンなど様々なショップ、庶民的なレストランやパブ、ミュージカルをやる劇場、映画館などが集まっています。中華街はこのウェストエンドの一画、ピカデリーサーカスに近いところにあります。地図を見ながら難なく着きます。食べるところがなくて困ったら、中華街に行くというのは旅行者の常套手段。ロンドンでなくても中国料理を食べることはできますので、特に感動はありませんが、それでも温かい食事にありつくことができます。
冒頭「ひどい中国料理」に触れましたが、出汁が全く効いてないスープ麺を食べたことがあります。香港からイギリスに移住してきて何代にも亘る年月がそうさせたのだろうと勝手に考えています。
中華街では予約は基本不要です。中華街での私のおすすめは、2つあります。まず飲茶(dim sum)です。ワゴンが店内を回る店であれば、現物を見て注文できますし、お酒もOKで、食べるボリュームも自分の胃のサイズに合わせることができます。飲茶店はネットで調べます。もう一つのおすすめが北京ダックです。ロンドンのは皮だけでなく”身”がいっしょにたくさん出てきます。本場の北京ダックのような上品さはありませんが、赤身の鴨のような肉を例の皮に包み、甘いソースをつけてたくさん食べることができます。
スーパーに行く
・ホテル探しのところでも触れましたが、街中には結構な数のスーパーやミニスーパーがあって、そういった店でコールドミール(温かくない食事)を買い求めることができます。サンドイッチを買うこともできれば、パンやハム、チーズ、サラダなどの具材、ロンドン仕様の巻きずし、飲み物などを買うこともできます。レストランで食べるより安いのは当然として、コーヒーショップでそれらを買い求めるよりも安上がりになると思います。ビールやワインを買ってホテルの部屋で食べれば、一食になります。
・アパートメントタイプの施設に泊まれば、キッチンにオーブンがついていることが多いと思います。イギリス料理を作るには、鍋ではなく、このオーブンが便利です。様々な肉やソーセージ、アルミ皿に入った調理済み食品、野菜、冷凍ポテトをオーブンで焼いて、買ってきたソースをかけて、トースターで焼いた食パンを添えれば、立派なホットミール(温かい食事)で食べることができます。
・ナイツブリッジにあるハロッズのデパ地下(1階にありますが)などでは総菜も買えます。決して安くはありませんが、味は東京の有名デパートと同じか、それ以上だと思います。これは良い思い出となる、旅の一食になります。