海外旅行に行きたい! イタリア 旅行。今回はイタリアの新しい国際線航空会社「イタリア航空輸送(ITA)」のローマ=東京路線情報です。
物事には見えない部分がある。そここそが重要かもしれない ガリレオ (伊 物理学者 1564-1642)
ご存じの方も多いと思いますが、6月1日に羽田=ローマ線の運航を開始するとしていたイタリアの新航空会社ITAエアウェイズ(以下ITA)ですが、なんと6月1日を迎えても運航を始める気配はありません。まあ、予約を取っていないので、営業を開始しないのはわかるのですが、驚きはITAから何のアナウンスもないことです。イタリアを代表する航空会社、アリタリア航空が慢性赤字で経営の身動きの取れなくなり、2021年10月14日に全運航を終了し解散しましたが、イタリアに航空会社が必要だということで、ITAは今時珍しい国営の航空会社として設立されました。路線開業というハイレベル企業情報を発表しないという「いい加減さ」はおそらく、イタリア人のいい加減さではなく、上層部の航空事業の知識の欠如が原因かもしれません。旅行ウォッチャーとしては気になるところです。
現状では開始日を8月2日まで2か月延期した模様です。「模様です」という婉曲表現は、企業の発表ではなく、予約受付を8月2日の便から開始したのを発見したことからきています。
■ダイヤ
AZ793便 東京/羽田 (13:35/月・水・金) ⇒ ローマ/フェミチノ (19:35) 飛行時間:13時間
AZ792便 ローマ/フェミチノ(15:10/火・木・土)〜東京/羽田(翌日10:35) 飛行時間:12時間25分
■機材
エアバスA330型機を使用する。
JALもANAも以前はイタリア路線に就航していましたが、現状では撤退しています。ITAの日本路線開設により、ようやくイタリアへの直行便ができました。
8月以降は、①ITAによる直行便、②ターキッシュ・エアウェイズやエミレーツなどの中東航空会社による中東での乗り継ぎ、③ANAやJALによるフランクフルト、ロンドン乗り継ぎの選択肢の中から航空便を選んでイタリアに行けるようになります。