【イタリア旅行】㊺ (ナポリ・カプリ島) ナポリ観光 ~ 旧市街はお勧めしないが・・海底遺跡がある

イタリア

海外旅行に行きたい! イタリア 旅行。今回はナポリの最終回。市街観光と西部にある遺跡公園の紹介です。

おまえは、他人のなかにある自分と同じ欠点をむち打とうとするのか シェイクスピア (英 劇作家 1564-1616)

ナポリは100万人の人口を擁する大都市で、中央駅の駅裏には再開発の高層ビルも立ち並んでいて、ビジネスが盛んです。また市の周辺に著名な観光地やリゾートがあり、国内外の多くの観光客がここを訪れます。ただし、市の中心部が我々の観光(町ぶら)の対象かというと、私は信用していません。

観光客の足が向くのは必然的に旧市街ということになります。ここには長年住み暮らしてきた人々がいますので、その人たちに敬意を払う必要があります。ただ、正直、建物は薄汚れ、街中の道は極度に狭く、平気でゴミが落ちています。ナポリではごみ処理が上手くいかなくなり、街中の路上に大量の生ごみが放置されているのを自分の眼で見ました。

今では、西ヨーロッパの大都市でも中東などからの避難民を普通に見かけるようになりましたが、ずっと前から、おそらく定職を持たないであろう北アフリカから来た人々がこの町には溢れていました。そういう人達が存在することについて差別にならないように注意を払う必要がありますが、街中を歩いていて、ポケットに手を突っ込まれたり、街中を歩くただの観光客を刺すような目で見られた経験があることから、ここの観光は止めておいた方がいいのではと今でも思っています。

日本人は長年木でできた家に住んできましたので、石でできた街を直感的に理解出来ないのではとも思います。「3匹の子豚」では石の家が一番良いのですが、現代社会ではどうやらそうでもなさそうです。その長所と欠点をイタリアでは知ることができます。石造りの家は頑丈で親子何代にもわたって引き継ぐことができる代わりに、長い年月が経つと、道幅は狭いままで新しい交通に対応できず、上下水、ガス、電気、通信など町のインフラも近代化が進みません。

世界中で名前に「ニュー」がつく都市はたくさんあります。石造りの町を刷新するには町ごと移転してしまうのが良い手段だったのかもしれません。都市周辺の広い空き地に新都心が出来た都市もたくさんありますので、ナポリ郊外にも新市街があるのかもしれませんが、観光客の目には触れることはありません。

お勧めのホテルエリアと市内観光

上に書いた通り、このブログでは旧市街でのホテル探しはお勧めしません。空港から、ナポリ中央駅を経てナポリ港のカプリ島へのフェリー乗り場まで来て、その先の海岸沿い、卵城のあるエリアの海岸沿いにホテルが建ち並んでいます。ここですと、旧市街の雑踏から少し離れていますし、近くにレストランもたくさんありますので、安全で便利だと思います。

このエリアの一つの特徴はカプリ島フェリー乗り場から大変近いことです。空港に着いたり、船でカプリ島から着いてタクシーに乗っても、空港や船着き場から市街地までの定額料金を請求されるかもしれませんが、法外な料金を言われることもないでしょうし、時間もそれほどかからず便利だと思います。

この辺りの海岸を朝散歩すると、砂浜で漁師が魚を船から降ろして売っていたりするところに会えるかもしれません。

お勧めの観光スポット ~ 海底遺跡公園

ナポリの西15kmの海岸線にバイア(Baia)という名前の港があります。バイアの前に広がる湾の底にローマ時代の都市が眠っているという幻想的な海底遺跡です。バイア遺跡公園(Complesso archeologico di Baia)という名前で、バイヤの海岸の目の前に広がるポッツオーリ湾(Golfo di Pozzuoli)の中に広がっています。ローマ時代、皇帝の別荘があったバイアという町が火山噴火時の溶岩噴出により、土地全体が沈降してしまい、海中に沈んだそうです。海に沈んだ街も人の手で壊されることなく2000年間保存されたということです。ここを見物する方法はグラスボートに乗って窓越しに見るか、スキューバダイビングのツアーに参加して見ることになります。私もここへはまだ行ったことがありません。日本の観光ガイドで紹介してあるのを見たことがなく、発見が新しいため観光地としての整備が進んでいないと思われます。ナポリの歴史のところで触れましたように、この辺りはクーマエを始めとするギリシャ時代からの遺跡が散らばっていて、ギリシャ時代から南イタリアの中心として繁栄してきた歴史が確認されています。人が永年住み暮らしてきた場所は徐々に昔の影が薄れていきますが、海底にあったが故に荒らされずに残ったということのようです。

この遺跡公園のオーガナイザーはどうやら発掘調査を進める学者の団体のようで、観光は可能ですが、それほど整備は進んでいないようです。「トリップアドバイザー」の「バイアでできること」を見ると、ここを訪れた人の評価は高評価と低評価にきれいに分かれています。低評価の理由は海が濁っていてよく見えなかったというもののようです。トリップアドバイザーの紹介には料金は€30と少し高いですが「半潜水艦」で見物というのもあります。どうすればよく見えるのか、難しいですが、カプリ島の青の洞窟で紹介した潮見表が役に立つと思います。大潮の干潮時、強い日差しというのが、見物のベストのコンディションだと思います。

古代都市バイアの遺跡(公式)

ツアー紹介(BaiaSommarsa)

マップ

カンピ・フレグレイ考古学公園
「Progetto MUSAS – Il Ninfeo Imperiale Sommerso di Punta dell’Epitaffio a Baia」(
Progetto MUSASさん 5min)

旧市街の観光をしてみたいという方もたくさんいらっしゃると思います。是非、ホテルのコンシェルジュにツアーを探してもらって、それに参加されることをお薦めします。

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