海外旅行に行きたい!イタリア・ナポリ編。今回はソレントからポンペイ、カプリ島に行く方法をご紹介します。
才能は行ったことの中に見出すのではない。行おうとする意志の中に見出すのである セネカ (ローマ帝国 哲学者 BC27 – AD68)
ソレントに泊まると、ポンペイ、アマルフィ、パエストゥムに日帰りで行くことが可能ですし、カプリ島へは日帰り拠点としても移動拠点としても便利です。安全面での快適さを考え、ナポリ市街地から外れて宿泊地を探すと、カプリ島とソレントが有力候補に上りますが、ソレントはリゾートの知名度から言えばカプリ島に一歩譲りますが、近場の観光名所に行くのに便利な位置にあります。
ソレントからポンペイへ
「㊲ (ナポリ・カプリ島) ポンペイ 2 ~ ほとんどの旅行者はEAV1号線利用の一択」でもご紹介していますが、ソレントに宿泊してポンペイに行くというのは、最も確実で便利で安心な方法です。ハイヤーで行くという方法もありますが、一般的にはソレント内のホテルから歩いてソレント駅(始発駅)に向かい(通常徒歩5分から15分)、EAV1号線(私鉄:ヴェスヴィアーナ周遊鉄道)でナポリ行き(すべての電車がナポリ行き)に乗ります。30分ほどでポンペイ・スカビ・ビラ駅に到着します。
ソレントからカプリ島へ
ソレントの町は小さいので、ソレント港へは駅からでも市内のホテルからでも、歩いて10分あれば行くことができます。ソレント港からカプリ島までの所要時間は20分ほどです。上手くフェリーの待ち時間を設定すれば、ソレントのホテルを出てカプリ島の港に着くまで40分程度で行くことができます。ナポリからカプリ島までの乗船時間が1時間から1時間半ですからかなり近いです。
カプリ島では観光船で青の洞窟を訪ね、アナカプリの展望台にリフトで上り、カプリの村のレストランで食事をしても、プールサイドでくつろぐことはできませんが、観光スポット巡りだけなら、ソレントからの日帰りで十分です。
のんびりしたければやはりカプリ島での宿泊をお勧めしますが、感覚的にはカプリ島のホテルはソレントより高級です。カプリ島内の観光スポット巡りについては「カプリ島」のところで紹介します。
ソレント市内でソレント港への行き方は、「㉝ (ナポリ・カプリ島) エリア内の移動方法 ~ 鉄道・船・バス -2」に詳しく書いてあります。ここでも若干重複して説明します。駅から港へは落差の大きな崖を降りる必要がありますから、荷物のある人や坂や階段を上り下りしたくない人はバス利用をお勧めします。途中、港に下る道に入るところにあるタッソ広場にも停まります。「タッソ(Tasso)」と「EAVバス」が駅前と港の間を走っています。料金は1ユーロ。チケットは車内で購入できます。港はソレント港(Sorrento Harvor)ですが、場所の名前はマリーナ・ピッコラ(Marina Piccola)といいます。ソレント駅前からは各方面にバスが出ていますので、乗る前にバスの行き先には十分注意してください。
上の地図は(Il Saraceno B&B Sorrentoさんのマップです。ソレント港へ向かうとき、車が通れる道は1本しかありません。駅から少し西に行ったところにあるタッソ広場から海の方に向かって坂を下って港に向かいます。
ソレント・カプリ島間の連絡は以下の通りです。夏と冬でかなり出航頻度が異なります。料金は変動制です。
ソレント=カプリ島間フェリー 料金 €14.40-20.70
(冬時間)ソレント始発8:45、最終19:25 13本 所要時間20min-30min 60分間隔 カプリ発7:00 18:40
(夏時間)ソレント始発7:15、最終19:50 32本 所要時間20min-30min 25分間隔 カプリ発7:00 19:20
主な船会社SNAVのホームページを参照してください。